なぜ農業ビジネスなのか
様々な産業をリサーチ
私自身は、農業に関わる大きな原体験があり、それをもとにアグリメディアを立ち上げたわけではありません。先に「起業をしよう」と決め、そこから色々な産業や事業の可能性を調べて、自分が何の事業を手掛けるのかを検討しました。事業とは何らかの「課題を解決すること」と考えており、調べていくうちに、より大きな課題にチャレンジしたいという気持ちが強くなっていきました。
何年も続く課題を誰も解決していない
その中で、最終的に「一生かけてやりたい!」と思えたのが農業でした。
それは、農業界自体が「衰退している」「課題が多い」と何十年も言われていながら、それを変えようとしているプレイヤーが誰もいないと思ったことです。調べれば調べるほど様々な領域で課題が出てきて、少し考えるとできることがたくさんありそうなのに、そこに対して本気で変えようとしている人はいなかったのです。
今後起こる変化こそがチャンス
もう一つは、業界全体に“変化の兆し”があったことです。
国策で変化を促していたり、もともと巨大な影響力をもった組織の立ち位置が、今後変わっていくだろうと予測できました。
私には、これらが大きなチャンスに見えました。「この農業界を誰が変えるのか」、その問いに自分が応えるのはチャレンジングだし、人生をかける価値があると思い、この分野での起業を決意しました。