PICKUP CASE STUDY日本・海外における
ブドウ生産参入支援

企業 大手デベロッパーグループ G社 2024.07.11

依頼を受けた背景

持続的かつインパクトある形で農業参入の方策を模索していたG社。気象条件の異なる日本と海外双方を人材が行き来して農業生産するグローバルプロジェクトの立ち上げにあたり、内外の法制度、人材要件の定義、生産品目の流通の仕組みなどに関し、当社に包括的な調査を委託した。G社にとっては経営幹部への説明資料の作成という意味合いがあった。

実施内容

・農業参入スキームのパターン検証作成
・農業参入企業の実例調査(ヒヤリング調査含む)
・生産品目の流通事業に関する調査(同上)
・関連補助金情報の取得
・人材要件の定義策定
・農地情報の提供
・海外産地の実地調査

 

概要

スキームのパターンの検証

企業の農業参入では、企業のかかわり方の濃淡などによりいくつかのパターンが考える。既存の参入企業の背景とスキーム検証し、 G社の希望、状態を踏まえたうえで考えられるパターンと提案スキームを提示した。

ブドウの流通市場調査

地域性が出やすい流通経路の調査対象は、生産、消費とも首位であり日本を代表する産地である山梨県とし、流通事情を調査しました。また、規模の違いによる販売方法の違い、販売先の違いなどを検証しました。

就農希望者の意向調査・協力事業者の探索

当社は日本最大級の農業専門求人サイト「あぐりナビ」の運営会社である。同サイトに登録している会員13万人に対しインターネットによるアンケート調査を実施。当該事業で想定している求人の働き方を5種類に分類し、働き方毎に必要なアンケート項目を設定。就農希望者が実際に希望する働き方や、それぞれの特徴を調査し、同社のビジネスモデルにあった就農者を採用を支援した。

成果

事業性調査、参入スキーム検討、人材支援など、農業参入に必要な情報を提供し、ビジネス開始に必要な状態を1年間で構築。

同社は翌年度、実際の事業化に成功した。