農業ビジネスを展開するアグリメディア(目黒区、代表取締役:諸藤貴志)は、2025年6月7日(土)、6月8日(日)、6月21日(土)に農業界特化のインターンイベント「あぐりナビ就活FES.」を開催しました。3日間合計で延べ64の事業所がブースを出展し、延べ337名の方々にご参加いただきました。
■ 「農業界の夏インターン」をテーマに開催
本イベントは、出展者を「農業・畜産業に従事する法人・個人農家」および「農業関連企業」に限定しているため、農業界における多様な職種について理解を深められることが特徴です。
近年、就職活動の早期化が進む中、農業界でもその動きが加速しています。こうした背景を踏まえ、今回は夏季インターンシップの受け入れを行っている企業を中心にご出展いただき、農業分野に高い関心と熱意を持つ優秀な学生とのマッチングの場を創出しました。
【参加者データ】
農学系:62.2%(97)
非農学系:37.8%(59)
※有効回答数156
2026年卒業予定:7.3%(16)
2027年卒業予定:61.8%(136)
2028年以降卒業予定:11.4%(25)
その他(社会人など):19.5%(43)
※有効回答数220
<参加者の声>
・農業関連企業の方の生の声を聞けて良かったです。
・他の企業説明会にはあまり無い農業職の中でもさらに細かい企業が集まっていたので良かったです。
・様々な企業が同じ場所に集まるため、物事の繋がりを考えることができました。その上で、自分が農業関係の企業のなかで、どのような職に就きたいのかを細かく考えるとても良い機会になりました。
【出展者データ】
耕種系:22社
(露地野菜8社、施設野菜6社、稲作4社、果樹4社)
畜種系:15社
(酪農4社、養豚4社、肉牛3社、養鶏2社、その他2社)
農業関連:27社
(青果流通8社、農業資材7社、農業機械4社、小売3社、造園2社、種苗1社、食品加工1社、卸売1社)
<出展者の声>
・一次産業に特化した就職フェアは初めてでしたが、来場した方も目的が明確になっていて会話がしやすかった。
・学生の皆さまが真剣に説明を聞いてくださり、説明する側として気持ちよく終えることができました。
■ 合説イベントによるマッチング効果も
イベント出展は採用までつながりにくい、というお悩みを持つ企業の方もいらっしゃいますが、あぐりナビのイベントは業界特化だからこそ、求める人材とマッチングしやすいメリットがあります。2025年3月にあぐりナビが開催した合説イベントに出展した企業(M社)では、イベントから2名のインターン生を獲得しています。
当日M社ブースに着席した19名に対し、後日メール等でM社より直接コンタクトを取ったところ、3名から前向きな返事があり、うち2名が既に2週間のインターンを完了(2025年6月末現在)。2名ともにかなりいい感触で、採用の期待もできるとのことでした。
あぐりナビの合説イベントでは、1ブースあたり平均29名*の着席実績がございます。合説イベントには、求職者に直接魅力を伝えられるという唯一無二の強みがあります。この強みを上手に活かせば、効率的な採用活動につながっていきます。
*2025年6月開催実績
■ アンケート調査|学生のインターン志望について
イベント当日には、ご来場者様を対象に「農業界におけるインターンについて」のアンケート調査を実施致しました。
【調査概要】
調査対象:あぐりナビ就活FES.のイベント来場者
調査期間:2025年6月7日、6月21日
調査方法:WEBアンケートフォームへの入力方式
有効回答数:161
回答者の属性:2027年3月以降に卒業・修了予定の学生
【調査結果サマリ】
・企業から直接話を聞いた学生は、ほとんどがインターンや就職に前向き
・インターンを通して学びたいのは「自分と農業界のマッチ度」
・インターン参加に際しては費用面の不安が最も大きい
【調査詳細】
Q1.本イベントを通して、農業界の就職/インターンシップ参加を検討したいと感じましたか?
肯定的な意見が98.7%を占める結果となりました。ほとんどの学生が農業界の就職やインターンシップに対して前向きな感触を持っており、事業の魅力などを直接聞けることで、不安解消や意欲情勢に繋がっていると考えられます。
Q2.農業界のインターンシップを通して学びたい、体感したいと思っていることは何ですか?
「農業界の理解を深めたい」という回答が最も多くの支持を得ました。大学3年生の春夏時期ですと、広く様々な業界を検討されている方が多いです。また、「現場の仕事を体験してみたい」という動機よりは「就職先としてのマッチ度を確かめたい」という意向が強いことも分かりました。受け入れ先企業としては、ただ仕事を体験させて終わりではなく、企業の社会的役割、社員間の雰囲気なども体感いただけるプログラムづくりを意識することが大切であると考えられます。
Q3.農業界のインターンシップについて、不安に感じていることを教えて下さい
費用面での不安が多くを占めました。やはり費用負担を肩代わりしてくれるかは、インターン募集を行う上でも重要な要素となっております。続いて、「時間の確保が不安」「1人の参加が不安」「仕事ができるか不安」の3項目が拮抗しています。「特に不安はない」と答えた学生は1割程度にとどまりました。
■アンケート結果考察
今回のアンケート調査を受けて、就職先検討を進める場としてインターンを活用したい学生が多くいる実情が明らかになりました。農業界の情報、特に生産現場の雰囲気は実際に足を運ばなければ感じ取ることができません。最後まで「わからない」状態のまま農業界の就職を断念したという学生も多いと推察されます。まずはインターンを通して農業を知る機会を創出し、農業を就職先の選択肢の1つとして検討してもらうことが今後の採用確保につながるでしょう。
あぐりナビでは、人材採用にチャレンジするすべての生産者、農業関連事業者、自治体等と共に事業を共創し、当社が掲げるビジョンである“農に関わる人を、より多く、より明るく”につなげていきたいと思います。
■ 次回の開催について
次回は、9月6日(土)大阪、9月27日(土)東京で開催予定です。9月開催分については、新卒採用・中途採用いずれをご希望の企業様もご出展いただけます。ご出展を検討される企業・自治体の皆様は無料の資料請求から承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
▼イベント特設ページ
https://www.agri-navi.com/lp/shukatsufes2025/exhibitor/index.html
■「あぐりナビ」について
農業界に特化した専門人材マッチングサービス「あぐりナビ」。野菜や酪農などの生産法人から、農機メーカーなど農業を支える企業まで、農業界に関係する事業者に特化し、日本最大の農業求人数*を誇る人材マッチングプラットフォームとなっております。
*調査元:株式会社RJCリサーチ(2023年4月)
▼あぐりナビHP
https://www.agri-navi.com/
■株式会社アグリメディアについて
2011年設立の農業分野の事業会社。サポート付き貸農園「シェア畑」を全国130か所以上で展開するほか、全国7,000件以上の農業及び関連企業と取引する農業求人サービス「あぐりナビ」を運営。
2014年より「あぐりナビ」のサービスを開始して以降、延べ利用者は、累計登録者数18万人、累計取引先事業所数8,000件を超える(2025年6月末時点)。農を志す人に様々な選択肢を提示することや、担い手確保を通じて生産者・農業関連企業の事業成長に貢献することなどによって農業界の発展を支援する。また現在では、10年間培ってきた業界ネットワークを生かし、農地の紹介、生産者向けプロダクトの導入支援へと事業を広げている。