PICKUP CASE STUDY神奈川県の大型ショッピングセンター屋上に「農のある日常」を。地域に根ざした農業体験の想いが形に。
「ダイナファーム」の農園整備・管理をアグリメディアが受託

消費者 株式会社ダイドーフォワード 2026.05.11

神奈川県小田原市の大型商業施設「ダイナシティ」(運営:株式会社ダイドーフォワード)は、年間来館者約1,000万人を誇る神奈川県西湘地域最大の施設です。

同施設では以前、近隣の田んぼを利用した田植えや収穫を楽しむ農業体験を提供していました。好評を博していましたが、都合によりやむなく終了。その後も「農を楽しむ場所がほしい」「野菜を育てる機会を作れないか」というお客様の声が続いていました。

そこでアグリメディアは、ダイナシティイースト(約350㎡)の屋上スペースを活用したプランター型貸し菜園「ダイナファーム」を提案。
全国約120か所のシェア畑で培ったノウハウを活かし、初心者でも気軽に野菜づくりができるサポート付貸し農園のプロジェクトが動き出しました。

屋上の空きスペースが、地域の農体験の場へ

このプロジェクトの出発点は、商業施設としての地域貢献の想いでした。「施設の利用促進と地域貢献の一環として、貸し農園の開設を検討したい」、そうしたダイナシティからの相談に、アグリメディアが応える形でプロジェクトが動き出しました。

商業施設という特性に合わせ、「買い物のついでに気軽に立ち寄れる農園」を設計。狭小地や屋上施設など、特製の大型プランターで本格的な野菜づくりができるシェア畑gardenのノウハウを活かし、コンテナ型プランターを採用することで、足元が汚れにくく腰への負担も少ない、誰もが農に親しみやすい環境を整えました。また農具や苗種・肥料も農園に完備することで、手ぶらで通うことができる農園を実現しました。

役割分担で実現した、商業施設ならではの運営体制

本案件は、「運営主はダイナシティ、農園整備・管理をアグリメディアが受託する」スキームで進められています。
具体的な役割分担として、アグリメディアは、プランター設置や栽培資材・苗種の手配といった農園整備と、現場での栽培指導・講習会といった農園管理を受託。一方で、ダイナシティは施設運営の強みを活かし、集客活動やお客様との契約管理・問合せ対応を担当し、双方の強みを活かした運営体制となっています。

農体験の専門家として、アグリメディアは「菜園アドバイザー」を週2日程度派遣し、栽培指導を実施します。月1回の無料講習会も開催し、初心者でも安心して野菜作りを始められる場を提供。有機・無農薬で育てる安全・安心な栽培環境と、年間10〜15種類の季節野菜から選べる豊富なラインナップで、来園者が長く野菜づくりを楽しめる仕組みを整えています。

 

地域のお客様が農に帰ってきた

2025年9月のオープン以来、農体験を求めていた地域の方々から好評を博しています。屋上から富士山・箱根連山を望む開放的な空間で、日常の買い物が野菜づくりの時間にもなる商業施設の新しい過ごし方が、着実に根付きつつあります。

2026年1月には第2期(3月〜)の利用者募集を開始。農体験という新たな価値が施設に加わることで、地域のお客様との関係性が深まり、商業施設としての付加価値向上にもつながっています。

未来へつなぐ、商業施設と「農」の新しい関係

今回の取り組みを通じて、商業施設の未活用スペースが地域の農体験の場として生まれ変わりました。地域への農の定着には継続的な取り組みが必要ですが、この農園をきっかけに生まれたお客様との新たな接点が、施設とまちをつなぐ一助になると考えています。

アグリメディアは、これからも商業施設・複合開発の遊休スペースに「農」の体験を掛け合わせることで、施設の新たな価値創造と、地域の皆様に必要とされる場所づくりを提供してまいります。

【施設概要】
施設名   :ダイナファーム(コンテナ型屋上貸し菜園)
所在地   :神奈川県小田原市 ダイナシティイースト 屋上(約350㎡)
施設オーナー:株式会社ダイドーフォワード
開園    :2025年9月12日
区画内容  :コンテナプランター2個/区画(利用者向け80個・共用15個)
スタッフ勤務:週2~3日、月1~2回講習会
開園時間  :9:00〜19:30(施設営業時間に準拠)

【ダイナファームHP】
https://www.dynacity.jp/dynafarm/